稀勢の里を怪我させた大相撲の伝統

2019年1月19日

キング小林:明日、13日大相撲1月場所が開催されるね。

横綱稀勢の里にとっては進退のかかる場所となるね。

上杉宗睦:怪我で休場が続いていたから頑張って欲しいね。

−怪我は自分の責任とも言えるんだが、

そもそも今の大相撲は怪我のしやすい環境にあると思うよ。

−そうなの?

−稀勢の里が怪我したのが2017年3月場所の日馬富士との13日目の大一番が原因だ。

まあ動画を見てもらえれば分かりやすいと思う。

日馬富士に寄り切られた際に、土俵下に肩を強打したんだが、この時の怪我を押して千秋楽も出場したことがその後の慢性的な怪我に繋がるワケだな。

https://www.youtube.com/watch?v=RHdoAyh-enU&t=48s

※怪我のシーンは42秒あたりから

−あー、これは怪我するよなあ。

−体重200kgの力士がクッション等何も無い土の上に叩きつけられるんだから、そりゃあ怪我するよ。

−そもそも大相撲ってのは、巨漢でメチャクチャパワーのある奴らが全力で、それも15日連続でぶつかり合う競技だ。ボクシングとか月1で試合してたら多いくらいだろ。そんな事をしていたら誰だって怪我するぜ。

−まあ確かにそうだね。じゃあ力士はどうやって怪我から身を守ってたの?

−そこで出てくるのが八百長ってやつだ。つまり15日のうち何日かは八百長で手を抜いて、なんとか15日戦い抜いてたんだよ。

−八百長ってそういう意図もあったのね。

−千代の富士も八百長で勝ち星を勝ってたと言われてるぜ。

−えっ!千代の富士って八百長してたからあんな強かったの!?

−いや、千代の富士は八百長してもしなくても、あれだけ勝ってただろうね。

千代の富士が星を買う相手は、大関や関脇じゃなくて、平幕の下位力士。つまりどうやっても千代の富士に勝てないような力士が主だったんだ。

−なんで、どうせ勝てる相手にわざわざ金払って星買う必要があるの?

−まあ、いくら千代の富士が強いと言っても、ガチンコで15日間戦ったら多少はケガのリスクはある。

それに千代の富士って力士なのにぜい肉が少ない陸上選手みたいな体してたんだけど、そんなのと下位の力士がぶつかったらそれこそケガのリスクは高い。
加えて、下位の力士は十両や幕下に落ちるかもしれないから、金銭的にも安定してない。
千代の富士自身と、下位力士の体を守るため。下位力士の生活のために八百長してたって感じだな。
−その頃の大相撲は八百長をしないとやってけないような環境だったってことね。

−でもそれは今でもそんなに変わってないよ。それなのに大相撲の八百長がマスコミで報道されてから八百長がしづらくなってしまった。特に稀勢の里は八百長問題が報道される前から、角界きってのガチンコ力士と評判だったからな。怪我が多くなるのも仕方がない。

−八百長だからって簡単に批判するのも考えものかもしれないなあ。

−知らない方が幸せなことって結構多い。バラエティのやらせだってそうだし、「恋愛禁止のアイドル」なんてほぼ八百長みたいなもんだろ。

−でも最近はネットに情報出ちゃうから、そういうことも自然と耳に入ってきちゃうよね。

−時代の流れだからそうなるのは仕方がないけど、大相撲には時代に合わせて

「ガチンコでも力士が怪我しにくい体制」

を作るべきだね。伝統を守るのも大事だけど、その伝統を守るのは力士なわけだから。
−なんか普通にいいこと言ったね。

−いっそのこと土俵はマットにしてしまえば良いのにな。

今の技術なら土俵そっくりなマットとか作れるんじゃないかな。